各種ソリストの募集について

<概略>
2000年以降数多く存命中だった世界的巨匠も他界し、国内そして来日公演と言えどもその
水準は低下の一途を辿っている傾向があるのは否めません。今や大手オーケストラの事務
局、また各種音楽事業者も興行収入にのみ固執し、80年代90年代における豊かだっ音楽市
場は見る影もありません。多くのレジェンド達が他界した後、キャッチコピーや顔で売る興行ば
かりが目立ちコンクール受賞者と言えども世界最高水準であることが求められたり、事務所押
しのアーティストでなければ日本国内での仕事が難しい現状にあります。同時にこれは世界的
傾向と言えるかも知れません。
私が学んだソビエト・ロシアでは芸術は国家事業であった為にソビエト構成国内にて多くの文
化省傘下の海外派遣公演そして教育現場での仕事がありました。残念ですが日本はそうでは
ありません、ほとんど全てが民間事業で採算ギリギリを覚悟の上での苦戦を強いられていま
す。こうした昨今の原因は需要と供給のバランスが成立しておらず、不毛な市場の中で各事務
局の存亡の為に実際に音楽を演奏する方々が矢面に立たされているのが現状ではないでしょ
うか?つまり待っていてもオーケストラからの出演依頼は無く、打診しても門前払いが関の山で
す。各大学にも各事務局にも応募も出していないのに1年間にダンボール箱いっぱいのプロフ
ィールと音源が届くことをご存知でしょうか?
これからの日本社会において音楽家である為には、自らチケットを売ってでも公演活動を行う
必要がありますし、逆に言うならチケットを売ることのできる演奏者だけが指導や演奏を糧に
生き残っていくことができる社会になろうとしています。
そんな現状の中、西日本フィルハーモニーでは若手演奏家はもとより多くの方に機会があるべ
きだと考え定期演奏会をはじめ企画公演を実施しています。

<企画演奏会のメリット>
楽団が企画するコンチェルトコンサートのメリットは個人リサイタルにおける諸般の雑用を楽団
事務局が受け持つことにより、集中して自らの演奏に取り組むことができることです、しかも
「オーケストラ」付き」で。個人リサイタルと言えども多くの場合私費が生じます、それを考えれ
ばプラスαの増額は必要ですが全体的に見ればオーケストラ付きで雑用がほぼ無いことを考
えればリーズナブルで効果的なコンサートと言えるのではないでしょうか?実際問題、演奏者
の周りにいらっしゃる身近な方々もソロリサイタルのチケットばかり勧められますので飽きてい
るのも事実ですし、オーケストラとの公演の方がよりチケットを提供し易いと言えるでしょう。も
しソロリサイタルをお考えであればその前に一度オーケストラとの共演を是非お考え下さい。

<企画演奏会の特徴>
楽団には年間を通じてコンチェルトの希望や内容照会がありますので、演奏会場やプログラム
等のマッチングを行い、3〜4名の定員でコンチェルトコンサートを企画実施します。
考え方としましては個人リサイタルの延長上にあると定義してもらえれば理解は簡単かと思い
ます。楽団との契約になりますのでチケットノルマ制になっています。ですが経費的には個人リ
サイタルの費用+マネージメント料の費用くらいで実際に演奏することができます。
このマネージメント料の内容にはチラシチケット&プログラムの作製と支払い、ホール予約と打
ち合わせ及び当日の支払い、ホワイエの人件費、舞台裏人員、公演の広告など様々に含まれ
ています。現実に依頼を出せばこれだけでもマネージメント会社から20〜30万円ほど請求さ
れます。現実問題ソロリサイタルと言えども雑用を一人で行って演奏どころでは無かった経験
もあるのではありませんか?
仮に個人でプロオケに公演を依頼した場合の金額をご存知ですか?それとも依頼が来るのを
待ちますか?

<企画演奏会の内容について>
楽団としましてはなるべく皆様の負担を圧縮する意味でも、ドーンセンターを中心に隣接市の
市民会館を念頭に公演を考えています。演奏楽曲は2管編成の伴奏オーケストラを基本設定
とする為、前期古典派〜ロマン派を中心としたレパートリーを考えています。練習は2回、大阪
市内の練習場で行います(オケ合わせ)、そして当日のゲネプロ・本番となります。
費用につきましては上記をお読み頂ければ概ね算出できたのではないでしょうか?ですので
現実問題、正確な経費と演奏可能な楽曲などにつきましては一度楽団事務局までお問い合わ
せ頂ければ幸いです。

メールに明記していただく内容は、
1.お名前と簡単なプロフィール(もしくは確認できるURL)。
2.ご希望の演奏時期。
3.ご希望の演奏楽曲1〜5曲ほど(作品によっては編成に差がありますので、古典・ロマン派
以外でもOKですが、その時々のマッチングによって提案させて頂きます)。
回答としましては、楽団より演奏楽曲の提案と時期、現実的なノルマ枚数となる経費をお知ら
せさせて頂きます。
それではご検討宜しくお願いします。
楽団代表 蔵楽幸男

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